キャリアアップで産業保健師になる選択肢

病院などの典型的な看護師の職場で働いていると、土日の勤務が多くなりがちである。
週末は休めるようにしたいと考えたときの選択肢として、臨床現場で働くのを諦めようと考える人もいるようだ。その候補の一つとして注目されるのが産業保健師であり、婚約や結婚を機会にして、キャリアアップを目指す人も多い。
産業保健師は企業に勤める仕事になり、勤め先の企業の規定に従った休日が与えられることから、土日休みになるのが一般的である。業務内容として、衛生指導や保健指導など、基本的には社員の健康を維持するための取り組みに関するものがほとんどになり、予防することが第一の目標になる。そのため、臨床に関わる技術的なスキルは必要ないものの、現場で患者や医師とのコミュニケーションを通して培ってきた知識や会話力は重要な能力として活用可能であり、キャリアアップの転職を実現してから経験を生かして活躍しているのである。
必ずしも保健師の資格は必要ではないが、しばしば一度大学などに通って取得する人もいるようだ。土日休みで働ける待遇が与えられる産業保健師の求人は人気が高く、競争に勝つためには資格があるのが有利だからである。実際に企業で活躍している産業保健師は、保健師資格を持っているのが通常であり、資格の取得をするに越したことはないだろう。
看護師として土日休みで働きたいと考えたときに、キャリアアップの選択肢として選び、時間がかかるとはいえまずは資格を取得する人も少なくないようだ。